児童文学サークルにじゅうまる公式ブログ

児童文学を志す創作集団「にじゅうまる」の公式ブログ。

29号に向けて、動いています!

月に2回は更新、なんて豪語していたのに、あらら、前回の記事から二ヶ月…。

はははは。

笑ってごまかしつつ、今の「にじゅうまる」の活動をご紹介します( ´ ▽ ` )

1月28日(日)、2月25日(日)、3月31日(日)と、

順調に月に一回、合評会をしています。

そしていよいよ、29号に向けて本格的に作品が集まり始めました。

3月の合評会では、5作品を合評しました。

合評会では、温かくも率直な意見が述べられ、作者が作品を書き直す糧となる合評になっている…と思います( ̄∀ ̄)。

 

4月の合評会を最後にして、いよいよ29号の制作に入ります。

合わせて、今後の予定を確認して、8月末ごろ、29号が出来上がる予定になります!

今回はどんな作品が揃うやら、どうぞお楽しみに!

 

 

『手で見る ぼくの世界は』樫崎茜/作 酒井以/絵(くもん出版)2022年

視覚支援学校の中学生の話です。
晴眼者の心ない言葉。白杖の練習。寄宿舎での生活。初めて自分で買い物ができた喜び。ほんとに、自分は何にも知らなかったことに気づかされます。とてもきめ細やかに取材されたのだと思います。ストーリーも自然で、とてもいいです。(K)

『孤独の俳句─山頭火と放哉 名句110選』金子兜太・又吉直樹(小学館選書)2022年

山頭火金子兜太、放哉は又吉直樹が選び、解説をつけています。解説がなかなか味わい深くて、孤独ってネガティブなものではないと、思わせてくれます。(K)

『続 窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子(講談社)2023年

徹子さんは、子どものころの記憶の宝箱を持ってるようで、とてもおもしろかったです。おもしろいことが、起こってしまう人っているんだな。大草原の小さな家みたいに、実話ならではの面白さ。
それを越えるフィクションって??などと考えてしまいました。(K)

『伝言』中脇初枝(講談社)2023年

満州・新京に暮らす女学生ひろみを中心に、複数視点で描く当時の新京。まるでその場にいるような臨場感の中に、人々の姿が浮かび上がってきます。それを現在につなげていくラストは、作者が語りたかったことが、切々と伝わってきて、頁を繰る手が止まりませんでした。(M)

会員の著作・活躍を紹介します!【みおちづる】

『ナシスの塔の物語』ポプラ社)1999年

 第29回児童文芸新人賞、第10回椋鳩十児童文学賞受賞

「少女海賊ユーリシリーズ」①『なぞの時光石』永盛綾子/絵(童心社フォア文庫)2001年

             ②『時のとまった島』2002年

             ③『海竜のなみだ』2003年

             ④『天使のいのり』2004年

             ⑤『黒いゆうれい船』2004年

             ⑥『さまよえる宝島』2004年

             ⑦『指輪のちかい』2005年

             ⑧『剣にかがやく星』2005年

             ⑨『流星の歌』2006年

             ⑩『未来へのつばさ』2007年 

『霊感一家!龍のめざめ』本橋靖昭/絵(岩崎書店)2005年

『ドラゴニア王国物語』角川書店)2011年

『だんごむしダンゴロウ』山村浩二/絵(すずき出版)2014年

『だんごむしダンゴロウ2 たびのそら』2014年

『だんごむしダンゴロウ3 たびのおわり』2015年

『翼もつ者』川浦良枝/絵(新日本出版社)2016年

『山のうらがわの冒険』広瀬弦/絵(あかね書房)2020年

 

【絵本作品】

オーパーさんのおいしいりんご』にしむらあつこ/絵(金の星社)2003年

『なみだあめ』よしざわけいこ/絵(岩崎書店)2010年

『ひねくれみちがありました』かべや ふよう/絵 こどものくに ひまわり版2006年6月号(すずき出版)

『いけいけ! ゆうびんはいたついん』かべや ふよう/絵 こどものくに ひまわり版2012年5月号(すずき出版)

『ゆっかちゃんのすてきなポッケ』おくはら ゆめ/絵 こどものくに ひまわり版2014年7月号(すずき出版)

 

【アンソロジー収録作品】

「みずうみへ」 『日本児童文学』2001年3〜4月号所収

「トイレの太郎さん」『プールで死者がよんでいる』(岩崎書店)所収 2003年

「おそろし山のガイコツ少年」 『あの世からのバトンリレー』(岩崎書店)所収 2004年

「だんごむしダンゴロウ旅日記」 『ファンタジーの宝石箱1人魚の鱗』(全日出版)所収 2005年

「変身アメ」『笑うおばけザクロ』(岩崎書店)所収 2005年

「守護霊様の恋」『初恋コレクション 守護霊様の恋』(岩崎書店)所収 2005年

たけるのカード」 『ちゃぐりん』(家の光協会)2005年10月号所収

「かなしみのカトリーヌ」『かなしみのカトリーヌ』(岩崎書店)所収 2006年

「未来の少年」『おはなしのピースウォーク 空はつながっている』(新日本出版)所収2006年

「風になって走れ!」『動物だいすき! ヤンモのいた日』(岩崎書店)所収2007年

「ようこそわがまま国へ!」『あわてんぼうなお姫さま』(ポプラ社)所収2008年

「影おとこ」『放課後の怪談2 怪談おかわり』(偕成社)所収2009年

「魔女のいる花屋さん」『魔女のいる花屋さん』(ポプラ社)所収2009年

「モンスター城のお客さま」『モンスター城のお客さま』(ポプラ社)所収2010年

「犯人はおまえだ!」『ぼくはミステリー大王』(ポプラ社)所収 2010年

「山小屋の一夜」『放課後の怪談7 恐怖のアイドル』(偕成社)所収 2010年

「人魚姫みたいな恋をしたい」『プリンセスと魔法のかがみ』(ポプラ社)所収 2010年

「最悪最強の恋まじない」『魔女っ子キラリのハッピーうらない』(ポプラ社)所収 2010年

「フワクシュはひみつの友だち」『かわいいペットがいっぱい5つのおはなし』(文溪堂)所収 2010年

「妖精めがねさしあげます」『マジカルストーリー4 妖精めがねさしあげます』(偕成社)所収 2011年

「ハムスターは魔法つかい」『バースデーにはすてきな魔法を』(偕成社)所収 2012年

「小さな金色のモモ」 毎日新聞・ちいさなおはなし 2012年8月10日

ツインテールの天使」『迷宮ヶ丘七丁目 虫がぶうん』(偕成社)所収 2014年

「ふるさとへ」『日本児童文学」2013年1~2月号所収 

「だれかがいる!」『本当にあった?世にも不思議なお話』(PHP研究所)所収 2017年

「夕ぐれのかくれんぼ」『あなたのとなりにある不思議 ぶるぶる編』(ポプラ社)所収 2017年

「返事をするな!」『1話ごとに近づく恐怖 百物語④不吉の恐怖』(文溪堂)所収 2023年

 

 

 

会員の著作・活躍を紹介します!【辻本千春】

『ぼくは料理たんけん家』 山口みねやす・絵(童心社)1992年


『産婆の三子』 〈にじゅうまる15・16号掲載〉

 第九回日本長編児童文学新人賞 佳作 

         
『名前はわんめさえ』 〈にじゅうまる21号掲載〉

 第四回 児童文学草原賞 佳作